コンセプト
チームコンセプト
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感謝しよう、多くの人の支えがあり活動が成立
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仲間
保護者
地域社会
協会・連盟
指導者
株式会社BONFIM
ボンフィンフットボールパーク
人材育成 サッカーを通じて社会に貢献できる人材を育成
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努力と継続 諦めない心を持とう
夢を持つ 目標を持った生き方をしよう
和を尊ぶ チームに貢献できる人になろう
文武両道
感謝
自己判断
自立
ルール
謙虚
リスペクト
マナー
挨拶
適応
チームアイデンティティー
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選手個人の育成を
主眼に置いたチーム作り
選手一人一人が成長し、
チームに貢献できる集団へ
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チーム内競争で勝利を
純粋に目指すチームへ
誰かに頼る勝ち方ではなく、
全員で勝利を目指す
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地域やサポーターが
誇れるチームへ
みている人が応援したくなるような、
全力で熱いプレーを
プレーコンセプト
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サッカーの本質を追及する
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自由自在にボールを扱う
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勝つために走る
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チームとしての基本原則
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個人としての基本原則
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グループとしての基本原則
チームコンセプト <心編>
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まずできることは挨拶をすること。これは誰でもできるし、他の人を笑顔にできる最もシンプルな行動だと思う。
練習の時だけでなく、家でも、学校でも元気よく、笑顔の挨拶から、その日が始まり、また終わることができれば、
また次の日も楽しい1日が必ずやってくるはず。
そういう考え方を持った人になってほしいし、ボンフィンに関わる全ての人がそう考えて行動していきたい。
大きな夢でなくてよいし、小さな目標でも良い。またそれは一つじゃなくてよい。
沢山のしてみたいこと、やっておいた方がよいことに 100%の準備と実行をすることを目指していこう。
そしてその日の終わりに、自分自身が自分に対して嘘なく、精一杯、生きることができたかを自問自答してみてよう。
そこで「うん、今日も全力で過ごすことができた」と言える人になれるようチーム全員でそこに向かっていこう。
自分自身のことばかりに集中してしまうと、周りの人たちの表情や気持ちを見たり、感じたりすることができない。
喜んでいるなら、一緒に喜んで、迷っているなら、一緒にできることはないかを探し、一人でいるなら、
手を差し伸べる、そんな目配り、気配りができる人になろう。
そうすれば、きっと周りの人に良い影響を与えることができ、自分も周りの人から良い影響を与えてもらうことができるから。
肩の力を抜いて!!
チームコンセプト <技/体編>
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サッカーの目的はゴールを奪うこと。
そのためにチームとして、個人として相手よりも賢く、素早く、的確にプレーできる選手を目指そう。
そのためには今、自分たちがどのような局面にいるのか、
またどのゾーンやレーンでプレーしているのか、誰とプレーして、しようとしているのか?を理解しておく必要がある。
またチームでプレーしているので、チームとして、グループとして、そして個人としてのプレーコンセプトを理解することも必要である。
チーム、グループ、個人のプレーコンセプトを理解しながら、
具体的な大原則を活用して、主原則を意識してプレーする。
そのためには選手同士の配置、グループでどのように動くと大原則を体現できるのか、
個人でどのように動くと目的を達成できるのか?とても細かなことかもしれないが、
全てが連動することができるようにしていくことが日々の練習の目的の一つであるし、
自分自身で経験と知識から新たな解決策を生み出すことや同じ労力で同じ効果を得られるようにしていくことが大きな目標である。
「自分自身が脅威になること」「味方を脅威にすること」
「味方が作った脅威を利用すること」の3つがグループコンセプトである。
そのコンセプトを理解するということは、まさに賢く走ることが必要である。
ゴール前にタイミングよく走ること、ボール保持者のためにタイミングよく下がってサポートすること、
味方が空けてくれたスペースをタイミングよく利用することなどが具体的な動きになる。
そういったプレーをしていくためには、意図的にチームが狙っている優位性を作ることや偶発的にできた優位性を見つけないといけない。
試合中に場所、人数、相手や味方の質、得点状況などを把握して、適切なプレーができるようになっていきたい。
適切な状況判断があったとしても、実行する技術が足りないと結果を残すことはできない。
だから練習の一つ一つの技術発揮練習から最大限の想像力で試合に適応できる技術を練習していくことが必要である。
数的有利、位置的優位、質的優位、戦術的優位を試合中に意図的に創ることがボンフィンの戦い方である。
数的有利は相手守備より人数が適切に多いこと、またその時には位置的な優位を狙うこと。
数的有利を創るには、まずは1×1で相手を剥がすことで生まれる。
また味方がボール保持者を追い越すことで一瞬、数的有利な状況を創ることができる。
また守備のライン間またボールラインと同列に降りることでも数的有利な状況は創ることができる。
位置的優位と数的有利の双方を同時に創ることが相手を混乱させる重要なポイントである。
特にゾーン1や2では数的有利、位置的優位を獲得しながら、
またゾーン3では質的優位や位置的優位を生かして、
ゴールを狙うことも意識する必要はある(何が何でも数的有利をゾーン3でも作り出すことは不要である。
なぜなら相手カウンターのリスクもあるからである)。
また外的要因にも数的有利は左右されるべきである。
勝っていて、残り時間が少ない状況では、それは不要な場合もある。
位置的優位は、相手ゴール前へボールと人を運ぶこと、またセンターレーンへ前向きでプレーすること、
相手守備が困る場所(離れる、背後、守備ライン間)へポジションを取ることが挙げられる。
質的優位はまずは選手の特徴を生かすこと。
利き足とプレーするサイドがまずは挙げられるだろう。
位置的優位をとるために、利き足とは逆サイドでプレーすることで、センターレーンへ前向きで入ってくることが可能になりやすい。
また中央でプレーことが得意な選手、サイドでプレーすることが得意な選手などの特徴を理解することから始める。
そして、選手同士のコンビネーションについても把握する必要がある。
右サイドにいる左利きの選手とボールの前にいる右利きの選手、その逆もしかり。
またツートップの背が高い選手と小回りのきく選手など。
戦術的優位性とは、リハーサルされたチームでのプレーのことである。
プレス回避での GK からスタート、スローインからのスタートからビルドアップ、またゾーン2からのビルドアップ、
ゾーン3でのフィニッシュまでのリハーサルプレーで相手より素早く、素早く的確に目的達成することが必要である。
フィニッシュまで到達すること、確実にボールを前進することの2つが目的となる。
グループを構成する人数は2人〜5人、そこからチーム全体へ影響を波及していくことが前提となる。
その中で、まずはボールと直接的に関わりがある選手(ワンパスアウェイ)は
「自分自身が脅威」になることを目指そう。
ゴール方向への動き出しや相手守備者の背後を狙った動きなど。
またその動き出しを見た他の仲間は先に述べた優位性を創る上で、
「仲間を脅威にする」ためにスペースを空けることや相手守備をブロックするなどができる。
またボール保持者やその他の選手は「仲間が作ってくれた脅威を賢く利用」しないといけない。
そのためには、仲間の特徴をよく理解することとボールがどこにあって、相手と自分たちの状況はどうなのか?
また外的な要因(得点差や時間帯、実力差など)を把握して、色々な要素の相互作用の中で最適なプレーを選択したい。
チームとして優位性の獲得を目指すために、グループとして自分が脅威になり、
仲間を脅威にし、その仲間が作った脅威を賢く利用する必要があるが、
そのような狙いを実行する上で、攻撃、守備関係なく重要なコンセプトは「相手守備を引きつける」ことである。
ボンフィンは数的有利や位置的優位を試合中に意図的に創ることを目指しているチームであるから、
そのために相手守備者や守備陣を自分や片方のサイドやゾーンに引きつける必要ある。
そのためには「相手を騙す」ことが重要であり、自分たちの意図を隠しながら優位性を獲得する必要がある。
また騙す上で知っておかないといけないことは「守備の習性」である。
守備が持っている特徴を理解することで攻撃はより有効になるはずである。
例えば、守備は複数の守備ラインを形成すること、また守備はボールの移動中に寄せてくること、
またボールを中心に守備をしたがること、バックパスに対しては守備ラインを上げてくる傾向があること、
センターバックは高いボールを競りたがること、利き足やボールに近い方の脚でボールへアタックしてくること、
また最も顕著な癖はゴールを守るためにセンターレーン(相手のシュートが直接脅威になる幅)へポジションを取ることであり、
攻撃者はその移動スピードを最大努力でしないといけない状況を創ることができれば、守備者を騙すことは容易である、などが挙げられる。
そういった癖を利用して攻撃側が有利に立とうとする姿勢がボンフィンには必要である。
ゾーン1、ゾーン2においては、ボールに対して左右と短い対角と長い対角の4つのパスの選択肢を作っておきたい。
その中でボール保持者の状況や特徴、どのゾーンやレーンでプレーしているかを見極めて、優位性を獲得していくのである。
ボール保持者がフリーであり、かつ右利きの選手が左ハーフレーンからセンターレーンを向いてプレーしている時は、
当然良い判断、決断、実行が生まれる可能性が高いことを理解して、
右のサポート、短い対角、長い対角のサポートは位置的や数的有利を目指してプレーするべきである。
ここで重要視したいポイントはもう一つあり、選手の正しいポジションからアクションがあり、実行が生まれるという順番であり、
またそのサイクル、ポジショニング→実行→決断→ポジョショニング→実行→決断・・・が常に止まらずに起きるようにしていきたい。
どのように基準を用いて以下のサイクルをうむのかという問いに対しては、攻撃は常にボールがどこにあり、
誰がどのように持っているのか?から始まり、味方のポジショニングが決まってくる。
また守備においては攻撃同様でボールがどこにあるのか?また誰がどのように持っているのか?から始まり、
次に相手がどのようにポジショニングをしているかで、味方のポジショニングが決まってくる。
攻撃と守備で認知基準の順序が違うことは理解しておく必要がある。
その中で絶えず予測して、味方・相手の動きを観て、正しいポジションとアクションを最大の効果を最大効率で行うのである。
実行については、グループ戦術や個人戦術をその状況に合わせて繰り出して行くのである。
またゾーン3であれば、目的がゴールを奪うことになるので、大原則はゴール前の三角+1を創ることである。
そうすることで、実行できるし、決断できることになる。
また相手カウンターに対する守備の初期配置(2-1-1)を創ることで、こちらもまた実行と決断ができることにつながるのである。
また、実行は誰がするのか?という問いに関しては、2番の選手であり、3番の選手であり、4番、5番の選手である。
とりわけ近くが決めて遠くが合わせるという原則を使って、2番が実行することをボンフィンでは重要視したい。
また決断は誰がするのか?は当然1番の選手であり、目的に対して、
実行によって起きた環境の変化(味方のポジション、空いたスペース、守備の反応など)を利用してプレーするのである。
ただし、この時の環境の変化はサッカーというスポーツゲームの中で起きているので、一瞬で環境は変化する特徴がある。
それを一瞬で見極めてプレーするのはとても難しい。
よって実行には意図があり、意図とはコンセプトである。
また実行の範囲もグループ戦術、個人戦術、狙いごとに分類してあるので、決断をする1番は限られた範囲での決断をすることができる。
それは、相手よりも素早く、最適なスピードでプレーすることの助けになることは間違いない。
また、ボール周辺の5人での相互作用で創造されたスペースや時間、優位性は次の目的に対してさらなる好影響を与えることにつながる。
その優位性の中でゾーン1、2内で獲得したいのは、数的有利であり、その状況を作れたら、2番の選手の実行は位置的優位を獲得することである。
3番、4番、5番の選手はその次を予測しながら、実行するで、1番の決断を助けることをするべきである。
そして、1番になる選手は位置的優位を獲得したいので、
ワイドレーンからハーフレーン、ハーフレーンからセンターレーンといった具合に外から中へ入ってくる動きを求めたい。
だからこそ利き足の逆サイドでプレーすることにメリットが生まれるのである。
攻守の4局面、またどのゾーンでプレーしているかによって、自分たちが目指すべきプレー目的は変わってくる。
そこをしっかりと理解して(抽象的で構わない)おきたい。まずは攻撃のゾーン3での主原則はゴールを奪うことを目指しながら、
相手のカウンター攻撃に対してのポジションのバランスを意識する。
そのために前向きでセンターレーンでプレーすることを狙いたい。
そうすることで、相手はシュートに対しての守備リアクションになるため、思考は単純化し、
かつ動きのスピードも最大値に近くになる傾向があるので、自分たちの個人コンセプトである相手をひきつけたり、
騙したり、守備の習性を利用することが容易となる。
またゾーン2ではゾーン3で前向きでセンターレーンでプレーしたいことから、逆算してできるだけ片側のサイドに守備陣を引きつけて、
その逆サイドで位置的優位や数的有利、そして当然のごとく質的優位(1×1に強い選手が配置される)を生かせるようにしておくべきである。
またゾーン3へ一旦侵入することで、より相手を引きつけることが可能になるので、
その分、逆サイドへ展開することがより相手へのダメージを大きくすることもこのゾーンでプレーする目的に一つである。
ゾーン1でプレーする際には、大きな目的はゾーン2、ゾーン3へボールも人も進めることである。
またその際には当然ながら、数的有利や位置的優位を狙いながらである。
そのためにもこのゾーンでは特に初期配置や相手守備ラインの高さ、守備の方法(マンツーマン、ゾーン)であるかを見極めてプレーする必要がある。
またこのゾーンは失点リスクが高いので、ゾーンの回復を目的にゴールキックからのダイレクトなプレーも洗練させておく必要がある。
守備局面のゾーン3ではボールを奪って、カウンターアタックを狙うことを目的としたい。
そのためには当然このゾーンに攻撃に厚みを持ってぷれーしていないといけないので、状況次第でできる、できないを判別するべきである。
また大原則であるゴール前の三角形+1を形成するポジショニングもこの主原則には重要な考え方である。
ゾーン2での守備、主原則ではボールをどちらかのサイドへ誘導しながら、ボール奪取を狙うことである。
そのためにはまずは守備ラインをどうするか?プレスをかけるのか、かけないのか?がまずは重要なポイントとなる。
プレスをかけるのはボールの移動中(ボールが相手にとって完璧にコントロールされる前)に
1st 守備者がボールに対して約1m まで寄せることができるか?が一つのパラメーターである。
それができない場合は守備ラインを a(相手ゴールから 25m)、b(ハーフライン)、C(自陣ゴールから 25m)の三つから判断しないといけない。
それは相手の強さや試合展開、またボールを奪われた状況に応じて変化させる必要がある。また守備ラインを設定してからは以下の状況に合わせてプレスをかけていくのである。
・パスが弱く、アプローチの時間があること
・相手がコントロールミスをして、アプローチの時間があること
・相手のパスが守備ライン付近もしくは侵入してきたら
・相手のバックパスに対してプレスをかけて守備ラインを上げるかについた、試合の状況によって変化されるべきである。
負けている時にボールを奪う必要がより高い時、またプレスライン c から押し上げていくときに、
自分たちのプレスマンが勢いを持っていて、ボールの移動中に良いアプローチができる場合などが挙げられる。
相手が自分たちと同等もしくはそれ以下の能力であれば、
より多くの守備スタイルはボールを奪われてからすぐにプレスをかけるスタイルまたは守備ラインを a に設定して、
そこからプレスのパラメーターを利用するのである。また試合を落ち着かせる時間帯ではプレスラインを b に設定して、
スペースを埋めてからプレスをかけるきっかけを狙うのである。
また相手に押し込まれて守備ラインが c になる場合も同様でスペースを埋めてからプレスをかけて押し返すのである。
また守備ラインを c にした場合は味方攻撃者1人はカウンター攻撃を狙うためにハーフライン付近でポジションを取ることとなる。
また攻撃から守備への切り替え時については、
上記で述べたように、すぐにプレスがかけられる状態であれば、大原則である近くが決めて遠くが合わせることを意識して、
1番から5番までは包囲網をしく。
それが無理な場合は守備時の主原則同様に守備ライン a.b.c に沿ってプレーすること。
また守備から攻撃への主原則については、奪ったポイントがゾーン3の場合、
できる限り早く数的有利や位置的優位を生かして少ない手数でゴールまで。
その際には多くの場合は厚みの攻撃、もしくは守備ライン a からの守備時に起きるので、攻撃の大原則を守ってプレーするべきである。
またゾーン2で奪った場合、数的にも、位置的にも優位な状況だが、
ゴールまでの距離は遠いので、原則は攻撃時の主原則を利用したい。
そのためにも奪った選手と2番の選手のオープニングプレーがもっとも重要である。
ただ、奪った選手の質的な優位性や相手の力関係からゾーン3で奪った時、同様に少ない人数でのプレー選択も可能である。
最後にゾーン1で奪った場合はまずは守備時の主原則同様でゾーン2または3への前進が狙いとなる。
そのためにはハーフライン付近でカウンター攻撃の選手として配置している FW へのパスが大事なる。
どのようなパスになるかは、ボールを奪った瞬間の状況や質にもよる。
もちろんそれ以外の選択肢としては2番や3番の選手との関係性、そして4番目や5番目の選手の関係性が重要となるだろう。
準原則とは、これまでに述べてきたコンセプト、大原則、主原則をより効果的・効率よく発揮するための配置(ポジショニング)である。
攻撃時には 1-4-3-3 もしくは 1-4-1-4-1 となることがベースと考える。
守備時には主原則で述べた通り、奪った瞬間の状況によってはこの配置は全くの意味のないものであるが、
守備ラインを b または c に設定する時には同様の配置を取る必要がある。
また守備から攻撃時は、ゾーン2や1でボールを奪った場合はサイドレーンの守備者や中盤やセンターレーンの FW を活用してボールを保持して、この初期配置に素早く戻すことが大事である。
またその配置に戻すことが目的にならないようにボールを奪った時の状況に合わせて、
目的から逆算してプレーすることが大事である。
個人戦術や技術のアクションである。
これも準々原則同様に目的、チームやグループ、個人のコンセプトを体現するためのもっと最小単位のアクションである。
ただ、このアクションの質がグループやチームの最終的な狙いの成否に大きく関わること(バラフライ効果)は誰もが理解することは容易だろう。
このアクションは試合中で言えば、1番目と2番目〜5番の選手が行うプレーであり、
そのためにも1番がボール保持者、2番はボール保持者が向いている先にいる一番近い選手、
また3番目は1番と2番のその先にいる選手、4番はボール保持者が向いていない方の選手、
そして5番は2番から4番とさらに先の3番の関係を作ろうとする選手である。その理解をしていくことも大事である。
例えば、守備の場面でプレスアクションを行うときに選手が考えることは何か?
まずはボール状況である。どこにあって、誰が持っているのか?である。
ゾーン3であれば、我々の主原則はボールを奪ってカウンターである。
であれば、ボールの移動中にプレス距離まで行き、
そのあとは相手のボールに対して近い足でアタックをしていくこと。
相手がボールを横方向へ動かせば、クロスステップを使ってよりタイトにプレスをかけ、ボール奪取をすることだろう。
またゾーン2であれば、主原則はボールを誘導して、奪うことである。
もちろんゾーン3同様で良いプレス距離が取れれば、奪うことを前提にプレーしても良いが、そうでないときは多くある。
その場合は良い状態の2番と3番の守備者がいる方向へ誘導することが大事である。
その場合は相手の利き足によっては2番と3番のポジショニングは大きく変わってくる。
それは良いパスが出てくるか来ないかの差である。
またゾーン1であれば、主原則はゴールを守って、ゾーン挽回である。
ボールとゴールを結んだライン上に立ち、相手のシュートの選択肢をなくし、時間を奪いながら、スペースを消していく。
ゾーン3の時と同様の判断基準である。
また奪ったボールを無理に繋ぐ必要はなく、ゾーンを挽回することである。
ゾーン3へ、またはゾーン2へ。
もちろん味方 FWの相手コート内へのフリーランニングも欠かせない。
攻撃の場合はゾーン3であれば、主原則は前向きでセンターレーンを獲得することであるから、
1番がそうであれば、2番がさらにそれを狙いながら、かつコンセプトである位置的優位を獲得しにいくアクションを起こすだろう。
1番はその2番の動きを見て、決断を下すことに慣れていくことだろう。
ということは、1番はシュート、パス、ドリブルといった個人技術アクションの全てを2番の選手のアクションによって生まれた相手のアクションに対して
効果的なリアクションができる持ち方をしないといけない。
それは俗にいうトリプルレッドだ。もちろん2番のアクションに対して3番がアクションを起こすことも想定して、プレーしないといけない。
またゾーン2であれば、主原則はボールを揺さぶりながら、ゾーン3へ侵入することである。
そのためには1番はゾーン3同様で、2番の選手を動きを観ながら、3番が反応し、それによって生まれたスペースを活用するのである。
その時のアクションの質は1番の状況によって左右される。
守備のプレスがかかっているなら、パスラインをより慎重に作り続けないといけないし、
全くのフリーなら、パスラインを作りながらも、相手守備の背後に対して
さらにセンターレーンで前向きでプレーできるようなフリーランニングをするべきである。
またその動きによって相手が対応してきた場合、自動的にそのサイドに守備を引きつけている状態になる。
そこで、逆ハーフレーンやサイドレーンへの展開をすることも頭に入れる必要がある。
だからこそ、大原則にあるボールに対してのポジショニングが大事なってくるのである。
ゾーン1の場合は、主原則はボールをゾーン2や3へ進めることである。
そのそのためには1番の選手は素早くゾーン2、3へいる選手へパスをしないといけない。
またパスが塞がれた場合はドリブルといった選択肢も失ってはいけない(これは個人コンセプトの相手を騙すや習性を利用することにつながる)。
またこのゾーンはボールを失った場合の失点リスクが高いので、
2番や3番の選手はより慎重にパスラインを作り続けることが大事である。
かつ時にはボールをゾーン3のハーフレーンやサイドレーンへのロングフィードを使ってゾーン挽回を狙うことも必要かもしれない。
1番がGK の場合は FP 同様のコンセプトでプレーする時と特別な方法で解決することも必要である。
特別なこととは、ゾーン2や3で行うグループ戦術アクションを前もってアナウンスしてからスタートすることと、
GK からのプレス回避専門の方法でプレーすることである。
忘れていけないのは、数的有利、位置的優位、質的優位、社会的優位を使って、
常にどのゾーンでも選手たちが攻撃であればボール状況、味方の状態、正しいポジション、アクション、
守備の動きを観て、最適な決断を見つける。
守備であれば、ボール状況、相手の状態、味方の状態、正しいポジション、アクション、
その後の攻撃者のリアクションに応じて、決断をしていくことである。
以上 11 個の考え方を理解することはチームプレーの一つである。
決して暗記する必要はないが、その心を理解することは大事であり、
その結果、選手一人一人が自立し、自らの意思でチームに必要なプレーを選び、決断することが可能になると信じている。